内容ごとの要件
許可申請などでは、通常は①人的要件②物的要件③技術的要件が求められるケースが多く、その内容は許可申請等の種類によって変わります。
①人的要件
人的要件とは、まず申請者（法人の場合は役員）が取引能力があることが前提です。そのため申請では、身分証明や登記されていない証明などを取得し添付書類として提出するケースが多く存在します。
さらに、申請者が刑事事件等一定の違法行為により処罰されていないことが必要です。欠格事由のひとつですが、申請者が刑罰などを受けた場合、その期間と終了後の一定期間を経過しなければ許可を得ることができないこととなります。
②物的要件
物的要件は、資産や設備などの状況の事を言います。許可内容により、必要とされる資金などは違います。
③技術的要件
建設業であれば専任技術者が、宅建業では宅建主任者が事業所に必要となります。その許可業種においての有識者を具備する必要があるという許可申請も多く、国家資格者が必要なものから、講習の受講まで様々です。